何も伝えたいことなどない。
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11.02.23:00

それならエロブログでもやってたほうがいい

物書きとして細々と収入を得ているが、純粋な物書きの収入は細々とした収入のさらに1/4ほど。高校生のバイト代みたいなものだ。
でも、物書きを志す者ならいくらでもいいので自分の文章に値段がつくことを、自分の文章が商品として認められることを願うものだ。
実際、俺の周りでも一本3000円でいいのでエッセイやコラムの仕事がしたいという物書き志望者がわんさかいる。なかには自分の宣伝になるならノーギャラでもいいという人もいる。人それぞれ考え方があるだろうから、ノーギャラでもいいという考え方は否定しないが、プロを目指すなら自分を安売りするのはどうかと思う。仕事には正当な報酬が与えられるべきなので、ノーギャラの仕事はなにかしらのメリットがない限り極力受けるべきではない。自分の宣伝をしたいだけならブログをやってればいい。

それでもネットには物書きの仕事がそこらへんに転がっている。だが、その仕事内容は極悪としか言えない。

ネット通販サイトで指定された商品を好意的に評価したレビュー原稿30本。
出会い系サイトを誘導するアダルトサイトを月50サイト開設し運営。
出会い系メールの文章作成200通。

これらの仕事のギャラはだいたい5000~10000円。
こういった仕事を否定するつもりはない。ただ、こういった仕事をしても物書きとして先があるとはとても思えない。むしろ、物書きの魂を自ら殺すことになる。

それなら、ブログでひたすらエロい妄想をねちっこい文章で毎日更新したほうがはるかにいいと思う。実際はさえないどころか先が詰んだような中年のオッサンでも、女子大生のキャラを完璧に創って一日数万アクセスのエロブログにまで育てることができる実力があれば、フリーライターで細々とした収入を得るぐらいまでは簡単にいけると思う。ぜひやってみて、俺にこっそりとブログのアドレスを教えていただければと思います。
なお、リアルにわたし女子大生ですけどエロブログをやってます!という方はメールをください。人妻も大歓迎。待ってます!
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11.02.00:39

あの頃、ザンギではなく唐揚げが食べたかった

北海道では唐揚げのことをザンギという。
厳密に言うと唐揚げとザンギは少し違うのだが、全部ひっくるめてザンギという。唐揚げとザンギの大きな違いは肉に味付けしてから揚げるのがザンギでそうでないのが唐揚げというが、味付けして揚げるのは一般的に竜田揚げというから、何が唐揚げでザンギかという境目がない。
ただ、道民は本州ではザンギのことを唐揚げというと認識しているので、竜田揚げというものがよくわかっていないかもしれん。
ザンギの発祥地とも言われる釧路では揚げたザンギをさらにタレにつけて食べるスタイルを最近釧路ザンギとして売り出している。揚げた唐揚げをタレにつけて食べるスタイルは中華料理のお店あたりにありそうなので北海道だけというものではないだろう。ザンギという呼び名も中国語が語源らしいがよくわかっていない。
子供のころ、スーパーの惣菜パックにザンギと書いているのが不思議だった。言葉を覚えはじめた子供にとって方言とはいまいち理解しかねるものだったのだ。国語辞典にのっていない言葉は正しい日本語なのか。方言も正しい日本語ならばなぜ辞典にのっていないのか。辞典にのっていないこの食べ物は一体なんだ。
親に聞けばザンギは唐揚げのことだという。なら、なぜ唐揚げと正しく書かないのかと聞くと、うるさそうに北海道だからそれでいいという。北海道だからの一言で片付けられては何の解決にもならないので疑問が残ったまま憮然となる。
ある日、俺はザンギではなく唐揚げが食べたいと要求した。
だが、食卓に出てきたのはいつもと同じザンギ。これではいつもと同じじゃないか。ザンギではなく唐揚げを食べたいというとわがままを言うなと酷く叱られ殴られた。
それから、俺はザンキではなく唐揚げを食べたいとわがままをいうおかしな子供扱いを受け、大人たちはみんなザンギと唐揚げは同じなんだよと何も知らないバカに物事を教えるように言ったものだ。
誰一人としてなぜ北海道ではザンギというのか一緒に考えたり、調べたりしてくれる大人はいなかった。誰も知りたいことを教えてくれない。こんな大人にはなりたくない。大人は自分の意見を押し付けるだけでなにもわかっていない。俺は自分の知りたいことは自分で調べ自分で納得するようになった。7歳のときの話だ。
いま振り返ると、本当に面倒くさい7歳児だったと思う。そして、30年たってもよくこの時のことを覚えているのだから相当悔しかったに違いない。
そんなことを昼に居酒屋のランチでザンギ定食を食べながら思い出していた。

11.01.00:06

3時間はどこへ消えた

今日、俺は月曜日だからという自分にだけにしか通用しない理由で早々に仕事を切り上げ、さっさと用事を済ませて家でのんびりゲームでもしようと思っていた。

帰宅したのが8時。いま23時55分。

この約4時間で俺がやったこと。晩飯とシャワーとPSPの充電。残りの時間はどこに消えた。3時間ばかりはどこに消えた。
ふと考える。
そうだ。ヨドバシにFF零式を買いにいったとき、ICO/ワンダと巨像LimitedBoxを買い忘れていたことを思い出して、帰ってきてからネットで注文したんだ。セブンイレブンで受け取ると送料無料なのはいいが、ウチから他のコンビニは徒歩3分以内にあるのにセブンだけがなぜか遠い。
ゲームつながりでクラブニンテンドーのプラチナ会員プレゼント申し込んで、FF零式買ったけど体験版どうしようかなー、やってからにしようかなとか考えて、攻略サイト見たら、もう攻略二週目まで終わっててこれはどういうことかと。世間のスピードにまるでついていけないやとここでシャワーを浴びにいったんだ。
で、シャワー浴びながら年末のゲームタイトルをチェックしてたら、急に北斗の拳の修羅の国編のことが気になってウィキを見てたら、なぜかm.c.A・Tのボンバヘをyoutubeで見ていてこんな時間。

人生に無駄な時間も必要というが、無益な時間は不要だと4時間前の俺に誰か伝えてくれ。

10.30.22:28

結果、手当たり次第に会釈をする日々

人の顔を覚えないうえに極度の人見知りなので他人とコミュニケーションを取るのが苦手以前の問題。それなのに年間に名刺交換するのが300人以上なのだからもうどうにでもなれ状態だ。

街中を歩けばかなりの確率でどこかで会ったであろう人と出くわす。向こうが先に気づいて友好的に会釈でもしてくれれば、こっちもそのときどんなに腹が空いていて機嫌が悪くともお仕事用の笑顔で会釈を返す。それがこっちが先に気づいた場合、判断に迷うのだ。なにしろ俺は人の顔をまず覚えない。覚えられない。もしかして人違いかもという迷いが会釈を躊躇させる。で、そのまま、ぎくしゃくしたまますれ違ったときに、ああ、やっぱりあの人だったとちゃんと会釈をしなかったことを後悔する。きっと、あの人は俺のことを義理のかけらもない人でなしと思っただろう。前世で何かしらの因縁があったに違いない。もしかしたら前世の俺はあの人に毎日9時と6時に娘の前で便所スリッパで尻を思いっきりぶっ叩いて高笑いをするような仕打ちをしたのかもしれん。なんて申し訳ない。

そんな罪悪感には耐えられないので、わずかでも見たことある顔であればできるだけ人違いであっても笑顔で会釈をするようにしている。
しかし、わりと無視されることが多い。単純に人違いかもしくは先方も俺のことをすっかり忘れているのかもしれん。他人は自分が思っているほど自分に関心をもっていないと言うが本当にそうかもしれない。それに俺の顔はあまり印象に残らない顔ということも考えられる。月に1、2度、顔を出すバーの店員が「いらっしゃいませ、ウチの店ははじめてですか」と言わなくなるのに半年かかったぐらいだから。
だとしても、俺は会釈をすることを止めない。それが俺の前世の因縁を断ち切る唯一の手段なのだとなんとなくそう思ってみたから。

10.27.23:39

正直に答えると前者

今日は仕事の打ち合わせで帰りが遅くなったので短めの話で失礼する。

自分の牧場で放牧で育てた豚をソーセージやベーコンに加工している方にお話を伺った。

いまの日本では豚は六ヶ月で食肉に加工される。六ヶ月まではみるみる育つがそれ以降は餌を与えたわりに大きくならないので利益を考えると六ヶ月で加工するのが一番なんだそうだ
しかし、肉は成長したほうがおいしくなるので十ヶ月ほど飼育した成熟豚のほうが味はよいとのこと。

その方の言葉の通り例えると六ヶ月の豚は十三歳の少女で十ヶ月の豚は大人の女性だそうだ。
「あなたもね、抱くなら十三の少女と大人の女性どっちがいいなんてわかりきったもんでしょ」

返事に迷ったのはここだけの話だ。

10.26.22:19

やっぱりあの町はどこかおかしかったと思う

仕事で15年前まで住んでいた町に行った。
はじめて一人暮らしをした町だ。

朝まで飲んで目覚めたら昼だった公園のベンチ。子供たちがベンチで寝ている俺にバカになりますようにってお祈りしていた。その願いはちゃんと神様に届いたようだ。

ある夜、家でくつろいでいると友達から「おまえんちニュースで写ってるぞ!」と電話。隣のアパートに一ヶ月間死体がバスルームに放置されていた。いまは何事もなかったように人が住んでいる。

「誰よ!ここに車停めたの!壊すぞ!」と自分の家のシャッター前に停めてあった車のボンネットをを早朝からバットでバッコバコにしているオジサンとあわててそこらへんのアパートから出てきて無残な姿になった車を見つめる大学生風の男。死んだような顔というのはこういう顔かと学んだ。

夜中に突然男の歌声が聞こえてなんだろうと思ったら、隣に住んでいる女の子の部屋の窓が開き「どうしたの?」「会いたかった!」とうんざりするような気持ち悪い展開がはじまった。その二ヶ月後、男がドアの前で別れ話に「考えなおそう」と必死でくらいついていたが、夜中に突然やってきてラブソングを歌うような男は別れて正解だと思う。

部屋の明かりを消してジャズをBGMに月見酒をしていたら、俺の部屋に向かって女性器の名前を叫んで走って逃げていった女の子は一体何のメッセージを俺に伝えたかったのだろう。

そして、引っ越してきてから三年間、俺を観察していた大家の娘。俺がこの町を出ようと思ったのはこの女が理由だ。何があったのかを書くと心の古傷が痛むので今日はこのへんで勘弁したる。

もうここには戻ってくることもないだろう。ここには青春の思い出だけを残して、俺は去ろう。どうせいま住んでいるところから車で15分ぐらいで来れるし。

10.25.23:38

男はいつだって恭サマをめざす

柴田恭兵熱が冷めない。

日曜劇場「南極大陸」の恭サマがかっこよくてたまらない。この原稿も恭サマの曲を聞きながら書いている。どの曲も歌詞がハードボイルドでいい。歌唱力については何も聞くな。元々あぶ刑事世代だから恭サマをひいきにするのは当然としても、キムタクの隣にいても全く引けを取らないどころかまだまだキムタクもアンちゃんだなと思ってしまう。まあ、今年還暦の恭サマとじゃ親子ほどの年齢差があるからそう見えても当然なんだけど。

そういえば、あぶ刑事も本放送は日曜夜9時からだった。当時、好きな女子が手を上げたとき脇の下が見えて、黒っぽいものが見えただけで三日ほど落ち込んでいた中坊時代、グラサンとスーツでビシっと決め、軽快に女と仕事の話をするタカ&ユージこそが俺が考える三十代の男だった。
男は三十過ぎたら自然とああなっている。そう思っていた。誰もそれは若さゆえの誤解だとは教えてはくれなかった。なぜなら、俺の周りもみんなそうだったから。
そのまま北方謙三やチャンドラーあたりのハードボイルド小説を読んで、勘違いしたまま大人になってしまった。多感な少年にハードボルイド小説は男の教科書ではない。あれは毒だ。あの頃の俺はどうしてあんなにグラサンをかけることに一生懸命だったのかいまとなっては全くわからない。

実際、三十過ぎて残念ながらタカ&ユージとはまったく違う感じになってしまったが、還暦の恭サマを見て、今度はあんなにかっこいい還暦オヤジを目指すのもいいかもしれんと思う。
でも、いまの自分をタイムマシンにのった中坊の俺が見たら「腹を切れ、いますぐ爆死しろ!」と狂乱して襲いかかってくるだろう。すまん、あの頃の俺。グラサンをかけるから許してくれ。

10.24.23:52

いい占い師は物を売らない師だそうだ

占い師に観てもらった。

いままでに何人かプロの占い師の取材をしたことがあるが、今回はかなり期待していた。霊視ができるというのだ。
オカルトの類はそういうのもあったら世の中おもしろいよねぐらいの認識で、頭から信じているわけでも否定するつもりもない。
小学生の頃はうしろの百太郎を読んで幽体離脱に挑戦したり、高校時代ムーを買っていた時期もあったし、気功で岩を破壊できるという本を真剣に読んだこともある。その気功で岩を破壊する本は手のひらを向かい合わせて球体をイメージした気を大きくするところからはじめて、ほとんどは呼吸法や瞑想の仕方で、いつになったら岩を破壊できるのかと思いつつ読んでいたら、最後の4ページでこの訓練を何十年と続けたら岩も破壊できる!と書かれていて、翌日には古本屋に売った。

話を戻して、占い師である。
店を構えていることは構えているが、そこらへんの占いの館的なものではない。
占いスナックだ。スナック、言わずもがなオジサンの癒しの場。鏡月と演歌とママの手づくりチャーム。みなさんご存知あのスナックだ。
しかも時間無制限飲み放題食べ放題歌い放題占いつき3500円という破格にもほどがある価格設定。
肝心の占いはタロット、密教学、風水、霊視と幅広い。占いは勉強すればできるようになるが、霊視はいつから? と聞いてみた。
「……生まれたときから? もうわかっちゃうのよねえ。わたし、自分が生まれるときからの記憶があるから」そう言われたらそうですかとしか言えない。
まずは占ってもらうことにした。
占いの手順は
1.生年月日だけでだいたいの性格、運勢などを把握
2.恋愛や仕事運などをタロットで補足
3.手相、人相、そして霊視で詳細を観ていく
とにかく驚いたのは生年月日だけでズバズバ当てていく。これだけで驚いたのにさらにタロットや手相で細かく当てていくのだから驚く。定番のコールドリーディングの類は一切使っていない。ただ当てていく。
俺は食いっぱぐれることはなく、これから人の上に立ち金を稼ぐらしい。
申し訳ないが、当たってないと思った。
そして霊視だ。なに言われるのかなと期待していたら、相当強い守護霊に守られているとのことで大丈夫なんだそうだ。思ったよりあっさりしていたので、今度はもっと詳しく聞いておこうと思う。

思うにいい占い師というのは決して金儲けに走らず、相談者が前向きな気持ちで店を出ることができるのがいい占い師なのではないだろうか。そういう意味でこの占い師はとてもいい占い師だと思う。よくわからないパワーストーンや水晶をすすめてきて金使えと言うのはあんまりよろしくない。

いままでで一番この人はダメなんじゃないかと思った占い師はプロになりたてでタロットと手相占いがメインという美少女占い師。
俺の手相を観て「……食生活に気をつけたほうがいいですね」と真顔で言ったが、そんなこと手相観るまでもなく体脂肪率38%のこの腹を見ればわかるだろうと内心つっこんだ。

10.23.23:55

生えてくるものは仕方ない

もう若くないと実感することが年々多くなってきた。

特に顕著なのが体毛だ。あちこちに毛が生えてくるというのは老化現象のひとつだそうだ。

背中や尻の桃の部分に毛が生えてくるのはまだわかるが、肩に生えてくるのはまだ慣れない。右肩に一本だけ力強く生えている。なんか「生命!」という感じがするのでそのまましている。抜いた途端、よくわからない病気になってしまいそうで抜けない。

白髪も30過ぎてから目立つようになりそのつど抜いてきたが、去年からは白髪軍の侵攻激しく、いよいよ染めることにした。カラーリングなんてかっこいいものではなく白髪染めだ。サロンでも白髪染めと言ったほうが料金は安い。
白髪と言えば鼻毛だ。27のときに鼻毛に白髪が混じり、10年後のいま鼻毛の3/4は白髪になっている。さすがに鼻毛は染めることができないので、鼻毛カッターで処理をしている。
うっかりすると2センチぐらいの長さになってしまう耳毛には自分のものとはいえ嫌悪感しかない。ごめん耳毛、おまえだけは愛せない。

なんとか前髪を下ろしてごまかしている頭髪は立派にM字になっている。俺がブルース・ウィルスになる日も近い。
腕毛、胸毛、パイ毛についてはもう共に人生を歩むと決めた仲だからいいとする。おまえとはいつも一緒だと鏡に映る自分の尻毛に話しかけてみるが今日も返事はない。

一番凹んだのは二年前に発見した陰毛の白髪だ。ふぐりに三本。こればかりは凹んだ。あまりのことに思わずカミさんに見てもらおうとして本気で嫌がられた。
できるだけ見ないようにしているが、こいつとは日に数度トイレで引っ張り出してお会いする仲だけに無視ができない。
だが、生えてくるものは仕方ない。いまの自分を否定するのではなく受け入れることができる。それが若さと引き換えに手に入れた妥協という名の大人の余裕だ。

しかし、他の意味でもこいつに関してはもう若くないと実感することが多い。それに関してはまだ受け入れることができない。もう少しがんばりたい。